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珍島イヤギ・・・イヤギってなあに?

珍島イヤギ・・・イヤギってなあに?

珍島 紅酒 ( ホンジュ)

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【目で飲み香りで酔う酒】
珍島紅酒は無形文化財に指定されている。それほど希少性と価値が認められている酒である。技能保有者の許 花子(ホフアジャ)お婆さんは70才を過ぎた高齢にもかかわらず、今でも伝統的な方法で酒を造っている。

許花子お婆ちゃんの紅酒はなんとも美しい紅色である。やはり蒸留酒である紅酒で一番重要なのは火の調節だ。火加減が常に一定であるように付きっきりで見守る。

そして良い水・良い麹・良い漆器・良いムラサキ・良い麦そして真心と温度の七材がそろわないと、伝統の味が出ない!

以前職員に聞いた話しによると「家でも婆ちゃんが紅酒を造ったことがある。だが始めから終わりまで一定の温度を保つのが秘訣らしい。数日後にはキレイな紅酒の色が真っ黒に変色した」と語る。


【ムラサキで造る珍島紅酒】
焼酎は汗を流すように蒸留させて造るという意味で「汗酒」露のように容器に受ける「露酒」とも呼ばれる蒸留酒である。
紅酒の歴史をたどると高麗時代に元の国から伝えられたと言われており、ある学者は三別抄を討伐に来た蒙古人が、紅酒を造る秘法を伝えたのではないかと主張している。けれども材料に使うムラサキは蒙古での栽培が難しいためこの説は疑問だ。

本来の焼酎は朝廷の中だけで飲まれてきたが、だんだん市民に伝わり大衆化したようである。その後、地域ごとに製造方法や材料が違う酒が造られた。珍島紅酒は40ー45度の強いお酒だが、酔っても2ー3時間過ぎるとムラサキの成分で悪酔いしない。良いお酒は良い血をつくる。


【ムラサキの効果】
ムラサキは高山地帯に自生する神秘の薬草で根は紅色をしてる。
昔から高麗人参や三枝九葉草とともに、3大仙薬の一つに数えられ薬剤としても使用されてきた。
特に腹痛・腸炎・解熱・人体の解毒作用があり、血を清める効果がある。


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【紅酒のお値段】
許花子お婆ちゃんが造るのは1.8リットルの大ビンである。
(でも美味しい・・そうだ)日本に持っていくのは大変ですよね---
最近は許花子お婆ちゃん以外の人が工場で大量生産しているため、小ビンで5千ウオンからある。工場ごとにビンの形が違い、現在5個所の工場で出荷している。

購入は珍島大橋を渡り左手にある休憩所、珍島市内の特産物販売店で買える。

【飲み方】
そりゃ韓国人は40~50度の原液で・・・オチョコで飲む。
工場で大量生産したのはすこし弱くて25度~・・・これも原液で・・

爆弾1・・コップにビールを注ぎ、ビールの上部に紅酒を静かに注ぐ。横から見ると黄色の上に紅色が・・美しい(イエポヨ)

爆弾2・・コップのなかに小さいグラスを入れる。グラスは紅酒、コップはビール。紅酒の量はグラスの半分ほど・・・グラスの上部までビールを注ぐ。 
注-1)ビールがグラスの中に入らないこと・・これも美しい(イエポヨ)

注-2)すんません!私はお酒飲めないんで鑑賞だけです。お味は解りません。お許しを!

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こんな紅酒を見学することは出来ませんかあ~~
という人のために・・・・

珍島神秘の海割れ海岸の高台にある「紅酒ハウス」をご紹介します。

紅酒ハウス

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喫茶店になってますので、軽くお飲み物も注文できます。
ゆず茶なんかも美味しいよ~~~
紅酒はキツイので飲みすぎにご注意を~~~


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